2016年10月4日火曜日

元気な身体を創る基本、オートファジーの研究で大隅良典さんがノーベル賞に輝く!

「オートファジー」今回の大隅教授のノーベル賞受賞で、初めて知った言葉だ。
細胞が自らの内部にあるタンパク質などを分解する仕組みで、自食作用と呼ばれる。
約50年前に大まかな概念が提唱されたが、詳細は謎のままであった。

オートファジーは,ほ乳類で起きており、この働きに異常があると細胞にゴミがたまり、病気につながるために、生命を維持する根本的な仕組みとされている。

人の組織は、皮膚や骨などたえず再生せれている。
この働きについて新たな理解をもたらし、飢餓状態に適応するといった生理現象に、オートファジーが重要だと突き止めたことが、受賞理由である。

ここで注目したいのは、「飢餓状態に適応する」という点である。

私は、30代半ばから週一回の一日絶食を、約25年間週一でほぼ欠かさずにやった経験がある。
晩年になってから、ある医療系の資格を取るために、生理学を学んだ。
その中の、エネルギー生産についての内容で

「エネルギー元としての食べ物が口から24時間入ってこなかった場合、ヒトのエネルギー生産のシステムはガラリと変わり、体内の脂肪をタンパク質に変えて、エネルギー源とする」

一日絶食の内容は、前日の夕食後から翌々日の朝食まで、栄養を含まない水分だけを摂取する、というものだ。

夜の8時に夕食を取ったとして、翌々日の7時まで35時間になる。24時間が過ぎて脂肪が燃焼(消化)される時間は11時間になる。

初回は、当時58キロの体重が55キロになった。一気に3キロ減った。
翌日から3日間は、頭と身体が今まで感じたことがないスッキリした状態であった。
もともと気持ちが良くなることを追求していたので、これが病みつきになった。
ただ、回を重ねると体重減は1~2キロになった。


一日絶食を行うようになってから、1年も経たない内に寝込むような病気を全くしなくなった。
風邪にかかっても仕事を休むほどのことなく、数日で回復していた。
これは、飢餓状態に適応するというオートファジーの働きに他ならないと考える。

現在、67歳10か月。週一の休みで朝10時から夜の10時まで職場に詰めている。
病気で休むことは一度もない。よくできていた口唇ヘルペスも全くできなくなった。

体重56キロ、BMI19程度、体脂肪率10前後、内臓脂肪6程度を維持できている。ちなみに身長は170センチである。


今回の、ノーベル医学・生理学賞の内容を生身の身体で実践できているようだ。

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